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母「はいこれ♪」(スッ)
護「・・・あえて聞くけど、何これ」
母「何って、私が護くんのために
愛を込めて作ったお守りよ♪」
護「これ受験のお守りだよね?
こういうのって普通『祈願』とか『合格』って
書いてるはずだよね?
なんで傘マークに僕と母さんの名前が
書かれてるの?」
母「決まってるじゃない///
私と護くんは 愛で結ばれてて、
その愛の力で合格を勝ち取るって
寸法よ!!!」(グッ)
護「そんな力で合格できるなら、
誰も勉強なんてしないよ」
母「もちろん愛の力だけじゃないわよ?
護くんの努力の結晶、護くんのラッキーカラー
の緑色の結晶、エメラルドも埋め込んで
あるから、受験対策はバッチリね!!!」(ピース)
護「エメラルド!?もしかして
字でかかれてるやつ全部エメラルドなの!?」
母「私の想いは愛だけじゃ足りないの・・・
この緑の結晶しか足せなくてゴメンね?」
護「イヤイヤイヤ、重過ぎるよ!!
想いが重いよ!!こんなの何処で手にいれた!?」
舞「護くん!!受験に行く前にこれを・・・
あれ、そのお守りは?」
護「これ今母さんがくれたんだよ。
まさかこんないろんな意味で重いものを
持たされるとは思ってなかったけどね」
舞「お守り!?
お母さんもお守りあげたの!?」(バッ)
母「そうよ?まさか舞も・・・」
舞「う、うん・・・まぁ・・」
母「残念だけど、もう先に私が護くんに
渡したから、今更あげても遅いわよ♪」(ウフッ)
舞「な、そっ、そんなことない!!」
母「そんなことあるわよ。
お守りを二つ持ってても意味ないでしょ?
護くんもそう思うよね♪?」(チラッ)
護「いや、こんな重たい物を持たされるのなら
手ぶらでいった方が気が楽だよ」
母「そんなぁ!?」(グァ~ン!!)
舞「ふん、墓穴を掘ったわね(フフン)。
そんなものよりこっちの方がいいわよ護くん」
(スッ)
護「へぇ~、良くできんじゃん。
シンプルだけどこっちの方が安心感はあるよ」
舞「ならこっちを持って受験に行くといいよ!!!」
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