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【教室】
護「さすがに席はバラバラみたいだね」
友「ちぇ、もし分からんところがあったら、
護に聞こうと思ってたんだけどな」(ﾁｯ)
幼「何ふざけたこと言ってんだよ。
ちゃんと勉強したんだろ？もっと自信を持て」
友「冗談だよ。んなことしたら即刻退場処分
だっての。心配せずとも自信は大有り！」
護「それにしても、僕たち以外に同じ中学の
人はいないね。皆何処の高校行ったんだろ？」
友「俺たちだけじゃないぜ。以外とみんな
バラバラで、此処で３人も一緒のやつ何か
奇跡に近いらしい是よ」
幼「可哀想なのが多いな。
しゃーないから高校生になっても、遊ぶ時に
なったら皆誘って遊んでやることにするよ」
友「お前は男女皆から人気だったもんな。
バレンタインデーのときだって女子から
大量のチョコもらってたじゃん！」
護「しかも男子よりも数が圧倒的に多かった
からね。あれはビックリしたよ」
幼「どうしても受け取ってくれって言うやつが
多かったからな。中々断りきれなかったんだ」
友「羨ましいぜ。
俺なんかちょっとだったのにな」(ﾊｧ)
幼「んなことなかっただろ。
お前もあたいの次に多かったじゃん」
友「いや、女子にチョコの数で負けたのが
ほんとに悔しいんだよ・・・」(ｶﾞｯｸﾘ)
護「そんなのイーじゃん別に。
チョコいっぱい食べたら糖尿になるだけだよ」
友「そー言う護もチョコ貰ってたじゃん！」
護「まーね、ただチョコと一緒に手紙に
『好き』だの『付き合って』だのムカつくこと
書かれてたから、全部まとめて笹田くんの
ロッカーにぶちこんだよ」
幼「な！？お前最低だな男、いや人として！！
男は素直に女の気持ちを受け止めなきゃ
行けねーだろ！！」
友「笹田くんも笹田くんで、『やった～、
やっと僕にも春が来た～！はっ、急いで
ママに電話しなきゃ』って言ってたぞ」
護「別にこっちは欲しくてもらった訳じゃ
ないし、別に好きでもないし寧ろキモっ！て
思ったよ。あ～、気持ち悪くなってきた…」
友「(こいつなんてやつだ・・・)」
幼「(じゃああたいのも笹田のロッカーに・・)」
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