小休止7

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夏休みの前半戦は俺の実家とキャンプ。 後半戦は俺の自宅。 いつも隣にみゅーがいた。 そして、俺とみゅーの空気はこの夏休みに確実にステップアップしたんだと思う。 甘える気持ちはあるけれども、うまくできないと言っていたみゅーが確実に変わりつつあるのを感じたし、同じように、俺もみゅーに甘えたりしていたはず。 明日の昼には大阪に向かうんだよなと思いながら目覚めた土曜の朝。 くうくうと気持ちよさそうに眠るみゅーを見ながら、体を繋げなくても満足してるはずなのに、やっぱり今夜は抱くんだろうなと自分の欲深さに苦笑いした。 苦痛に顔を歪めて、きばった顔をしながら俺を受け入れたあの時のみゅーの顔が頭の中にチラつく。 やばい、クララが必要以上に立ち上がってる。 夜まで待て、クララ。 立つなとは言わないけれど、おさまれ血液。 ゴソゴソ、もぞもぞと動く俺の動きでみゅーを起こしてしまったらしい。 こっちを眠気眼で見てくる。 動物的で、可愛いと思う。 「今、何時ですか?」 「ん?エロオヤジ。」 ついつい、可愛いから抱きしめてクララを押し付けたのは言うまでもない。 想像通りに、一瞬固まったリアクションが俺のツボ。 なんでこんなに初々しいんだろう。 あぁ、ハジメテなんだっけ。 イロイロと俺が。 俺のあげた指輪がはまったみゅーの右手を握って、そのままクララに誘導。 「ギャー。何するんですか!?」 「ん?エロオヤジだからさ。クララ時計は角度的に2時くらいか?本当はもう7時だけどな。」 「変態なことしないで下さい。恥ずかしい。」 「ちっ、可愛いみゅーに言われたら仕方ねーな。夜まで我慢してやるよ。」 覗き込んだ顔が真っ赤になってるのを見て、ほくそ笑んだ。 俺のみゅーちゃんは、奥手で可愛いなと。
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