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「みゅーうー、髪の毛、乾かして。」
ドライヤーの音が消えたと思えば、課長からのリクエスト。
嬉しいリクエストだけど・・・。
「服、着てますか?」
「着てねー。大丈夫大丈夫、タオル巻いてある。」
いや、それは私からしたら大丈夫ではないんだけど・・・。
でも、課長が大丈夫って言ってるし・・・。
スッと息を吸って、吐いて、それから振り返った。
「変態!!!」
立ち上がって、課長を無視してお風呂に向かいました。
タオル巻いてあるって、体に巻いて下半身見せてどーする!!!
頭隠して尻隠さずだ。
私の背中に課長がゲラゲラ笑う声。
遊ばれてたのか・・・。
あっ、服・・・。
引き返して、課長を見ないように寝室へ。
「もー、みゅーちゃんのえっちぃ。見ちゃいやん♪」
課長のおバカな声は全部スルー。
着替えを持って、今度こそ、お風呂に。
結局、課長の髪の毛、乾かしてあげられなかったなと湯船に浸かりながら思った。
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