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ロープとケチャップを入手して、幾分、気分が盛り上がってきたぞ。
意気揚揚と課長の部屋に戻る。
さっきまでのどす黒い気持ちはどこへやら。
まずは、遺書の作成だ。
手帳の後ろの方のページを見る・・・。
夏休みにイトちゃんの結婚のお祝い会で酔っ払って書いた卑猥な絵のページ。
そこをビリッと破って、裏側に向けた。
この、思い出の1ページだって、見たら辛くなるかもしれないから、ここに遺書を書こう。
この前、島田商会で買ったお安い初心者向けの万年筆。
ごめんね、イトちゃん。
こんなにくだらないことに使って。
本当だったら、もっと素敵な、そう、ラブレターを書くときに使いたかったけど、それも無理みたい。
あぁ、エンジンの調子が不調だ。
ここはひとつ、ガソリンを入れよう。
レギュラーじゃダメだ。
ハイオク、いっておこう。
冷蔵庫を開ける。
あるじゃん、ワンカップ大関。
今なら、横綱にだってなれそうだ。
むかうところ敵なしの西の横綱みゅーの富士。
対するは、汚い技ばかりで昇進してきた東の横綱ケーゴー。
心・技・体、すべてで勝って、ケーゴーの鼻を明かしてやれ。
かかって恋やー!!!
体と体がぶつかり合う土俵内。
行司の声がこだまする。
左四つからの上手投げ。
投げ飛ばされたのは・・・
みゅーの富士
あ~RE~・・・・・・・・・
・・・ to be continued.
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