ジャンプ3

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暇を持て余すとばかり思っていたJR様の鉄道の旅。 ところが、失恋した私を神様が可哀相だと思ったからなのか大阪駅で座席に座れてしまったのだ。 昨夜はその辺でゴロンと寝てしまったし、朝も体が痛くて起きてしまったくらいだ。 ザ・睡眠不足。 睡眠睡眠睡眠睡眠睡眠不足♪ すぐに睡魔に襲われてうつらうつらと夢の世界に旅立ったナリ。 ここは江戸時代の尾張。 下級武士のみゅーの助の頭にはチョンマゲが結われている。 みゅーの助が仕えているのはタカ衛門。 そして、そのタカ衛門の天敵が大ウツケのケーゴー蔵だ。 馬に乗るタカ衛門のその馬を引いて歩くみゅーの助。 「みゅーの助、最近の我が領内の米の出来栄えはどうであろうな。」 「はっ、今年は日照条件も申し分なく、かなり豊作かと思われます。」 田んぼの中の道を二人と一頭で歩いていると、前方から馬が駆けてくる。 乗っているのは大ウツケのケーゴ―蔵。 着物を着ているんだか、肩にかけているんだか分からないほどに着崩して、腰には巾着。 髪も結わずに、ボサボサのまま。 みゅーの助とタカ衛門は眉をひそめた。 みゅーの助の前で止まったケーゴー蔵。 「おや、みゅーの助じゃねーか。あいかわらず、そんななよなよしたヤツに仕えてるのかよ。お前、俺の家臣にならんか?」 ケーゴー蔵の言葉に、眉をひそめて答えるみゅーの助。 「私は生まれたときからタカ衛門様に仕えると決まっている身でありますから。」 「ちっ。そんな硬いこと言うなよ。これやるから。キビ団子だぞ?うめーから食えよ。そんで一緒に鬼が島に行こうぜ。ペットも連れてさ。犬とかキジとかいるだろ?」 ハッとして目が覚めた。 ・・・夢の中にまで意味不明の課長が出てくるなんて・・・。 病んでるかもしれない。
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