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平凡顔か確認するためにトイレに向かった俺たち。
トイレの中へと向かう扉を開くとそこには……。
平凡顔がいた。
ちょうど用を足している途中の様で自分の自身を眺めている。
俺はそんな事は構わず平凡顔の肩を叩いた。
「ねぇー、さっきも会ったよねぇー?」
そう話しかけるとゆっくりとした動作で後ろを向く平凡顔。
「あ、あなたはさっきの…。チャラ男さんですね?」
へ?
「……プッ。アハハハハッ!チャラ男さんだってよ!めっちゃ笑えるー。この学校でお前の名前知らない奴がいるとはなー!!」
千里の笑い方は相変わらずイラつくが言ってることはもっともだな。
結構俺はこの学校では有名で『金髪の王子様』なんて言われてる。
ダッセーアダ名だな。
このアダ名は気分が不愉快になるため嫌いだ。
俺を嫌い妬んでる奴等からは『下半身ユル男』。
どっちのアダ名もやだな。
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