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とりあえずリビングに二人を通した。
抱くだけなのに千里も付いてきやがって…。
そう心の中で言いながら二人分のお茶を出す。
「お!サンキュー!気が利くなー、冬海は。」
お前は気が利かないな。
「ありがとうございます。俺にできることがあったら言ってくださいね。」
お前は良い子だ、平凡顔よ。
千里はいるが…。
セックスするためにここに来たんだよな。
やっぱりセックスするんなら風呂とか入らないと…。
俺は絶対に風呂に入ってからじゃないと行為に移らない。
汗をかいていたであろう身体に触れなければならないのに汚いままだなんて「ふざけんなよ!」と怒りたくなる。
平凡顔はお茶を飲んで和んでいるから俺から入るか。
「平凡顔君ー、俺からぁお風呂入るねぇー。」
そう俺が言うと二人して勢いよくこちらに振り向いた。
「えっ!?もうですか?」
「駄目ー!俺が入る!!」
は?
平凡顔は良いとして…。
千里、お前は何言ってんだ?
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