相手選び

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一際目立つ金髪の髪の毛をワックスで固めていて、ピアスをじゃらじゃらと両耳に付けているのが俺。 名前は杉浦冬海(スギウラトウミ)。 「キャーッ!今日もかっこいいですぅー!」 「ありがとー。君も可愛いよぉー。」 ニコッと相手に笑ってあげれば顔を真っ赤にして倒れる。 つまらない日常。 どうにかこの日常を覆す出来事はないだろうか……。 ああ、今日は誰かを抱きたい気分だな。 「そこの君ぃー!今日空いてるぅー?」 適当に周りにいた子に声をかけた。 しかし、相手は気づいていない様でスタスタと歩いて行ってしまった。 ちっ、つれない奴だ。 あいつはハズレだな。 他のもっと簡単に尻を貸してくれそうな奴を探そう。 周りを見渡すとすでに何回か抱いた奴しかいない。 ああ、こいつらは駄目だ。
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