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「モテモテだねー!冬海はー。」
「あ?うっせーんだよお前は。お前だってモテてるくせによく言うぜ。」
隣の席から声をかけてきたのは俺が唯一気をつかわなくてすむ相手。
杉並千里(スギナミチサト)。
名前は女子みたいだが本人はそれを気にしてるみたいで「女の子みたいだねー」と言うとブチギレる。
「千里ちゃんは女の子みたいだよねー(名前が)。そんなに厳つい顔してるのに女の子みたいとかちょーウケるわー。」
「ぁあ゛?テメーふざけてんのか?それに触れるなって何回も言ってんだろーがよぉ。」
ほら、こんなふうにね。
「杉浦ー!お前うるせーんだよ!授業中なの解ってんのか?」
あらあら。
たまちゃんご立腹ー。
「俺じゃなくてこいつがうるさいんだよぉー?注意するならこっちでしょー。」
とまだキレてる千里と指差して言った。
千里は殺気ムンムンで俺のことを睨んでる。
怖い。
けどそれほどでもないのが事実。
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