-最後の始まり-

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「舞おはよ!」 「あ、空くんおはよ~」 最近歩きで登校している空くんを見上げた。 2人で校門をくぐる。 始業式の日には満開だった桜の花も、 もうパラパラと散っていた。 「春休み中全然会えなかったじゃん?murderの皆、舞に会いたがってるよ」 相変わらず空くんは、女子顔負けの可愛らしい笑顔をする。 きゅん、と胸が高鳴る。 「本当?そりゃ嬉しいや。また皆でコーンスープ飲みたいな」 「コーンスープ?」 「うん。皆好きみたいでね、」 「待って待って、俺も好きなんだけど、コーンスープ!」 空くんは目を輝かせて自分を指さした。 んもぅ、本当可愛い。 にしても、本当murderって凄いなぁ。
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