第2章

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…彼女は生徒会室を出て行った。 プライドが高くて 後輩連中にも顔が効いていて 女の子にも平気で乱暴出来るのは 三年生の三上 徹って奴かな。 まぁ 今日、御影が真偽を確かめるって 言ってたから もし犯人なら 捕まるか。 取り敢えず 様子見だな。 俺は会長の椅子に座り クルクル回る。 暇だし 授業でも受けに行くかな。 この学校は 登校してさえいれば 授業に出ていなくても出席扱いにはなる。 生徒会と風紀委員会だけだけどね。 あとは テストで学年トップ10に入ることが条件。 俺、蓮兄、漣がNo.1だから 勉強面では心配いらない。 …俺は立ち上がり 教室に向かった。 昼休みはもう時期か。 そのせいか 心なしか…騒がしく思える。 教室に入ると 視線が集まり歓声が上がった。 先生はしかめっ面だ。 俺は自分の席に座る。 先生「授業中だぞ。」 と言った瞬間 先生を罵倒する声が次々に上がった。 「先生、遅れて申し訳ありません。 次からは授業前に入室するようにしますので お許しください。」 再び黄色い歓声。 女の子って単純。
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