第2章

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それからクラスの連中と昼食を食べて 放課後になるまで 教室を出なかった。 放課後 俺は教室を出て 校門に向かう。 ! 綾部が立っていた。 俺を見つけてお辞儀した。 綾部「あの…今朝は…その…」 「男とヤるなんてやでしょ?」 綾部「いやっそーゆー…訳じゃなくて 中途半端な気持ちで 先輩にご迷惑をおかけしてしまった事 本当に申し訳ありませんでした。」 深く頭を下げる綾部。 「別にいいよ? そんなに気にしなくて。」 綾部「…ありがとう、ございます。 引き止めてしまい申し訳ありませんでした。 失礼します。」 頭を下げて 足早に消えていく。 漣「恋兄さん!」 「!漣。 今帰り?」 漣「はい。」 「じゃあ一緒に帰ろう。」 漣「はい!」 漣は俺に付いてきた。 そのまま下校した。 部屋に入り 制服を脱いで風呂に入った。 風呂から出て 身体を拭き 全裸のまま、ベッドに身を投げた。 コンコン と 扉がノックされた。 「いいよ。」 俺はベッドから下りた。 漣「失礼します。 あの夕飯…!あ、ご、ごめんなさいっ」 俺の姿を見て逃げ出そうとした漣を捕まえて ベッドに放り投げた。 「逃げること、ないよな?」 漣「ごっ…ごめんなさい…」 漣は身体を抱き締め 俺を怯えた目で見た。 …今すぐ抱きたい。 俺はベッドに上がる。 「服、脱いで。」 漣「!は、はい。」 漣は恐る恐る制服のボタンを外し始めた。 上着を脱ぎ ベストを脱ぎ ワイシャツのボタンを外している。 俺の顔を何度も伺いながら。 その仕草が俺をそそる。 ワイシャツを脱いだ漣はベルトに手を掛けた。
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