10人が本棚に入れています
本棚に追加
長沢は香にしたことを亮は本気で後悔していると伝えた。
『……』
『お前に殴られて目が覚めたようだ』
『…香が会っても良いって言ったら、会うことを許す』
『ありがとう…それとこれ』
長沢は退職届と書かれた封筒を優也に渡した。
『長沢…』
『俺がいなくてもやっていけるだろ』
『長沢、やめることないだろ』
『お前をサポートするのは俺じゃない、これからは香君だ』
長沢は頭を下げ社長室を出ると店を去っていった。
その頃、香は泣きつかれてまだ眠っていた。
ー社長室ー
優也は携帯を開き香にかけた。
『……出ないなぁ…何かあったんじゃあ』
優也は社長室を出て人気ナンバーワンのホストにあとを任せ家に向かった。
家で留守番している香はベットでまだ眠っていた。
それから2分後、香の携帯が鳴った。
『うう~ん…携帯…』
体を起こしベットからおりた香はソファーに近づき置いてあるスーツのポケットから携帯を取り電話に出た。
『もしもし、優也』
『やっと出た、何度もかけたんだぞ』と優也はマンションに向かいながら言った。
『ごめん、今まで寝てたんだ』
香はソファーに座った。
『寝てたのか、何かあったんじゃないかと心配したよ』
『ごめん、それよりまだ仕事場にいるんだろ何時ごろ帰る』
『5分ぐらいで着く』
『5分?…もしもし優也…切れてる』
香は携帯を切りソファーから立ち上がると食事を作るためキッチンに向かった。
それから5分後、優也が帰ってきた。
優也はキッチンで食事を作っている香に近づき背後から抱き締めた。
『優也!いきなりびっくりするだろ』
『香、会いたかった』
優也は背後から香を抱き締めたまま首筋にキスをした。
『どうしたんだ、まだ仕事中だろ』
『大輔に任せてるから大丈夫、香』
優也は香を振り返らせ唇にキスをするとキッチンで体を重ねた。
『優也…ベットに行こう』
『そうだな』
裸の香を抱きかかえると優也はベットに行った。
そして優也は香を仰向けでベットにおろし裸になると再び口づけを交わし体を重ねた。
『優也…あ…いや…』
『香』
優也は何度も香を抱いた。
そして香は気を失った。
『起きてから話すか』
香の体に毛布をかけベットからおりると優也は浴室に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!