二度目の恋

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それから5年後、優也が社長で管理は香でホストクラブの店は人気ナンバーワンの店へと成長した。 そのお陰で家もマンションから一軒家を買い2人で暮らせるようになった。 そして幸せに日々を暮らしていた、そんな優也と香の仲を引き裂く男女が現れた。 店が休みの日、優也と香は仲良くショッピングモールで買い物をしていた。 『買いすぎじゃないか』 優也は両手に2袋ずつ買い物袋を持っていた。 『要るものだろ、お前の服とズボンと俺の服とズボン』 優也の一歩前を歩いていた香は前方から歩いてくる男女を見て足が止まった。 『どうしたんだ…香?』 優也も足を止めた。 『…相沢先輩…』 『え?』 香が見つめる先を見た優也は男性の隣にいる女性に驚いた。 男女も香と優也に築き近づいた。 『俺に告白してきた子だよね』 『……』 香は黙ったままうつ向いた。 『告白って何?』 女性の問いに相沢は中学の頃、香に告白されたと笑いながら話した。 笑い話をする女性と相沢に耐えられない香はその場を逃げていった。 『香!』 優也は買い物袋を持ったまま香を追いかけていった。 『美幸、行くぞ』 『あ、うん…』 美幸は先を行く相沢を追いかけ腕を組んだ。 『どうしたんだ』 『何が』 『去っていく男の顔を見てたろ、このみか』 『小学校の時に転校していった優也君に似てるなって思って』 『綺麗な顔してたけど、今も変わらず綺麗な顔してたな』 この時、相沢と美幸の心は香と優也を思っていた。 優也は買い物袋を持ったまま走っていく香を追いかけた。 『待てよ、香』 『……』 『香!』 優也は香の腕を掴み足を止めた。 その時、歩いていく人たちの注目を浴びた。 優也は右手に4個の買い物袋を持ち左手で香の腕を掴んだ、そして家に向かった。 それから1時間後、家に着いた優也と香は鍵を開け中に入った。 優也は買い物袋を床に置き香を抱き締めた。 『思い出したんじゃないのか、先輩に言われたことをだから逃げ出したんだろ』 『…強く抱き締めてくれ…』 香は優也を誘うような顔で見つめた。 その顔にやられた優也はベットに行き香を裸にし抱いた。
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