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『賭けは俺の勝ちだな』
相沢は2人の男に手を差し出した。
2人の男は財布から1万円を出し相沢の手のひらにのせた。
相沢は2万円を財布の中に入れ部屋を出ようとドアに向かった。
『車の中にいるから終わったら電話しろよ』
『お前はやらないのか』
『俺は男に興味はないよ』
相沢は部屋を出ていった。
2人の男は服とズボンを脱ぎベットに行き上がると眠っている香の服とズボンを脱がせた。
『智也、逃げないように紐で手を縛れ』
『わかってるよ』
智也は香の両手首を紐で縛った。
『ここは…』
目を覚ました香は目の前にいる男に驚いた。
『俺が先で良いよな』
『早くしろよ龍二』
智也はベットからおり壁にもたれビデオカメラを構えた。
逃げようと体を起こす香の体を倒し龍二は体を重ねた。
『いやあああ…助けて先輩…』
香は抵抗した。
『圭は来ないよ、賭けをしたんだ君をここに連れてきたら圭にお金を俺たちが払う…そのあとは俺たちに好きにしろって言ったから、楽しませてもらうよ』
龍二は香の体を触りながら口づけをした。
『先輩が…』
抵抗をやめ香は涙を流しながら龍二に抱かれた。
『急におとなしくなったな、圭に裏切られたのがショックか』
龍二は香の体を抱きながら気持ちいい感じた。
その後、香は智也に抱かれた。
その頃、車の中で連絡を待っている圭は苛ついていた。
『何でこんなに苛々するんだ、ああ…苛苛する』
圭は車からおり部屋に向かった。
智也は香の両手首を縛っている紐をはずし動いているビデオカメラを設置した。
『龍二、2人で可愛がってやらないか』
『そうだな』
『……』
香は気を失うまで智也と龍二に抱かれた。
圭は部屋のドアを開け中に入りベットに近づいた。
『圭、どうしたんだ』
龍二と智也はベットからおりた。
『手首を縛ったのか』
『怒ってるのか?お前が好きにしろって言ったんだろ』
『あぁ…好きにしろって言った…』
『圭?』
『金は返す』
圭は2万円をテーブルに置いた。
『どうしたんだよ急に』
『なかったことにしてくれ』
『それは出来ない、ビデオカメラに録画したからな』
『……』
相沢はビデオカメラを壊した。
『何すんだよ』
『圭、お前まさか惚れてるのか』
『頼む、なかったことにしてくれ』
圭は智也と龍二に頭を下げた。
『今さら彼を守っても遅いよ、彼に言ったから…龍二、行こう』
智也と龍二は服を着てズボンをはくと壊れたビデオカメラを持って部屋を出た。
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