第9話

13/40
前へ
/40ページ
次へ
最後には笑顔でまたねができた。 また、いつか会おうねって心から言えた。 卒業式の余韻に浸りながら、辰巳さんの待つ家に帰る。 まだ、引っ越しはしていない。 そろそろ引っ越すかとは、ぼやいていたけど具体的な日にちまでは決めていなかった。 あと二ヶ月ちょっとで、カフェがオープンする。 それまでには、引っ越すみたい。 今日の出来事を、何から話そうかわくわくしながら、ドアを開けるとそこには・・・・。 「辰巳さん?なに、やってるの?」 「あぁ、おかえり。見て、分からないか?」 「わからないから、質問してるんだけど。」 「引っ越しの準備だよ。今日、荷物詰めて向こう持って行くぞ。」 「え、家具とかは?」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

65人が本棚に入れています
本棚に追加