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「・・・・。」
「この新居で、俺と一緒に暮らしてほしい。」
「えっ・・・?」
「何があっても、由莉を守る。大切にする。」
「辰巳さん・・・?」
「結婚してほしい。」
「・・・・・。」
辰巳さんからのプロポーズの言葉。
そして、辰巳さんが私に差し出しているのは、シンプルなデザインの指輪だった。
私は、なんとも言えない感情が一気に溢れ、気付けば泣いていた。
言葉が、声が上手く出なくて、必死に頷いて返事をする。
辰巳さんは。立ち上がり私を優しく抱きしめる。
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