純情ショタっ子。

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「あゆ、むくん…?」 「…その顔は、信じてない…?」 むぅ、と年相応の子どもっぽい仕草で頬を膨らませる。 …なにをしても、かわいいと…そう感じてしまうあたり、俺も末期、だな…。 苦笑しながら、涙の線の残る…あゆむ君の頬に手のひらを当て、ツ…と、なぞるように指先で優しく触れた。 …俺の表情を伺うようにあゆむ君は首を小さく傾げ、ふふっ、と微笑んだ。 「…ほんと、だよ…?暁人さんが僕のこと好きでいてくれてるように、僕も…暁人さんが…、す…好き…、だから…。」 「あゆむ君…。」 最後らへんは本当に小声になりながら、それでも羞恥に耐え、視線をそらすことなく…精一杯の想いを飾ることなく、伝えてくれた。 真っ赤になった頬が、本当に…心から愛らしくて…。 ぎゅうっ…と、華奢で細っこいあゆむ君の体を強く…優しく、抱きしめた。 「あっ、あき…とさん…?」 …突然のことに、一瞬強ばったあゆむ君の体。 だけどすぐに委ねるようにして、体重を俺に預けてくれて。 …その重みさえ、愛おしい。
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