第1章 ヒーローに憧れて

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どーも 俺の名前は桜田時哉(さくらだ ときや)と申します 年齢で言うと17歳 一般的に言うと高校2年生 年齢的には高校生 だが、絶賛中二病である しかも相当重症な 小中高と野球部で、自分のバットにエクスカリバーとか草薙の剣とかつけちゃうほどのやつ ちなみに今のバットの名前はブリュンヒルデ かっこいいだろ? だけど、俺はそんじょそこらの甘ちゃん中二病患者とは一味も二味も違う それは魔法的なものが使えるというところだ エセ中二病ではなくガチ中二病 中二病を具現化できるハイパーな存在の俺 もちろん、この不思議な力を使えるようになるには長い道のりがあった 何を隠そう俺も昔はエセ中二病患者だったのだ まあ中二病が覚醒したのが小学校の3年くらいだからむしろ精神年齢が高かったと思っている きっかけはなんかの漫画 その主人公に強く惹かれたのだ 不思議な力で悪を次々とぶちのめして行く力に憧れた その頃から俺は本格的に修行を積んだ 親に頼み込みあらゆる武道を習い、それを次々と修得していった 元の身体能力が高かったのか、短期間で修得することができた まず俺が思ったのは 、漫画みたいな力がつかいてぇ……だ そりゃかっこいいしね 武道を習ったのはそのための基礎を作り上げるためだ 勉強も基礎ができないのに応用ができるわけない 俺の中で不思議な力は人間の境地みたいなものと勝手に解釈していた そしてなぜかその境地にたどり着けるような気がしていた
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