第1章 ヒーローに憧れて

4/21
前へ
/57ページ
次へ
それは突然に、だが確かに起きた 高校に入りたて?そんなくらいの時期 放課後、部活も終わって家でルービックキューブを触れずに揃えようと悪戦苦闘していた、そんな時 手をかざして動けー動けーと手をピロピロさせていると、ピクリとルービックキューブが動いた ?! これは、まさか?! 抑えきれない高揚感 今のは何かのいたずらなのではないかという疑問 そんなものを抱きながら次はより強く念じて手を次はビロビロさせる そして次の瞬間、ルービックキューブは音を立ててその場を転がった …………… …………… いよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!! ついに!ついに!俺はやった!! 地球という星が生まれ、そこに生物が生まれ、人間に進化し、俺が誕生する そんな奇跡があるのだから不思議な力程度の奇跡あるだろ、と思い始めてから約7年!! 普通に考えてそんな漫画みたいな力使えるわけなくね??と思い始めて約5年!! 諦めずにやってきた努力がついに……… 感無量です!! とりあえずこの力の把握、制御、応用だ! そしてこの力を使って俺は正義のヒーローになる!! その数分後、俺は愕然とする 目を背けようのない事実が俺に立ちはだかる そう…… ヒーローの需要という壁に
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加