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その日も特に代わり映えのしない日常であり、普通に授業に出て、その最中に新たな魔法陣(機能したことない)を発明したため、アルコール中毒を理由に授業を抜け出して屋上へと走った
そこで毎日教室からくすねているチョークで魔法陣制作に取り掛かろうとした
……そうだ、いつもと違ったのはここだ
いつもはそのまんま書き始めるのだが、何を思ったのか今回は力を纏わせて書いたのだ
そして書き始めてから20分ほど、ついに出来た
だが、毎度のことながら何も起こらない
こうして159回目の魔法陣制作も失敗だな、と思いながら落胆していると、急に魔法陣(もどき)が発光した
「なっ…」
その鮮やかな光に目を奪われる
視覚的な問題で
直視を避けられず、俺の目はしばらく機能停止状態に陥る
それから何分が経ったかわからない
とりあえず視界が戻り、目をうっすらと開く
すると、そこにいたのは1人のしけたおっさんだった
「どうしたおっさん、迷子か?」
「よくきてくれた、桜田時哉よ」
「なんだ、お前俺を付け狙う悪の組織か?」
名前を知られていたことに若干の疑問を抱くが、正直どうでもいいので適当に返答する
「わしは神様じゃ」
「へー俺死んだのか………ていうかよく考えたらここどこだよ、いや天国か」
勝手に1人で疑問を抱き、勝手に納得する
俺の名前を知っていたのも神様ってんなら頷ける
つーか自分で描いた魔法陣で死ぬとかアホかよ
俺が死ぬのは魔王から親友を護ってか、隕石を死力を尽くして弾き返してと決まっていたのに
なんてこった、ふざけんなよな
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