第1章 ヒーローに憧れて

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要約するとこんな感じかな 元々世界は、俺が行くことになってる世界しかなかったらしい だが、時が経つにつれて神はその世界の"異変"に気付き始めた 圧倒的な"力"が世界に潜んでいたらしいのだ これは神も作った当時は予想もしていなかったことでひどく焦ったそうな …だが、神は世界への直接の干渉は許されていない ある程度の間接的な干渉はできるため、その世界に特別な力を与えた 人間はその力を魔法と呼んだらしいな その魔法によって世界は発展し、多少のいざこざはあったものの平和に時は流れて行った あまりに膨大な時間平和だったため、いつしか神も力の監視を怠るようになった …だから気付けなかった 世界に渡した力などちっぽけに思えてしまうほどの力が目覚めたことに そこからその世界は地獄を見る 平和だった街は血の海に変わり、笑顔が絶えなかった人々の顔は生気をなくす 幾人もの勇気あるものが反旗を翻すも、ただ無惨に殺されるだけ 神は焦った こんなはずではなかった、と どうにかしたい、だが直接干渉することはできない どうすれば…… そんな風に思いつめていた時、リフレッシュがてらいつしか作った世界を眺めていると、神は驚愕した "神力"を扱う人間が現れたことに 俺がいた世界を作った時、神は一番最初に作った世界とは趣向を変えようと思い、魔法とは違う力、科学と人が呼ぶ力を与えた だが、どっちが力としての性能が上かと問われたら間違いなく魔法と答えるほど魔法は便利な力だった そこで、均衡を保つために申し訳程度に神の力、通称"神力"を人間に与えた
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