2人が本棚に入れています
本棚に追加
いつも君にいろんな事を伝えてきた。
「僕は今、星を見ていたよ」
「ひとりじゃないってことはひとりの夜に分かる」
その日のことや、思ったこととか。
今日もまた、君に伝えたいことがある。
君がいなくなってしまった世界の中で、
僕がみつけた「正解」
「僕らはいつの日か、[僕]と[君]になっていったんだね」
僕は、「いつか終わる旅」に出る。
ずっと怖かったけど、
君がいなくても、僕は僕でいられるとおもう。
いや、僕でいなきゃいけないんだ。
強くならなきゃいけないんだ。
けど、僕は弱いから君がくれた
「終わりは始まりだけどずっと続いてるものだよ」
という言葉も一緒に持っていくよ。
僕らはいつでも、答えを求めていた。
それは、この世界を愛していくため。
そして、
一人になっても生きていけるために。
君と走り抜けた光の世界。
どんなに暗い闇の中でも、僕らは間違いと戦ってきた。
正解にこだわりすぎて、
眠れなくなる夜を過ごしたこともあった。
けど、僕は君がいたから乗り越えられた。
でも、今の僕は違う。
君がいなくても乗り越えてみせる。
空から見ている君を安心させられるように。
今日もまた、
一番星のような君のいない世界で僕は今、星を見ていたよ。
最初のコメントを投稿しよう!