13人が本棚に入れています
本棚に追加
「返してよ!」
公園に向かって歩いてる途中、子供の叫び声が聞こえたので急いで戻ってみた。
「返してよ、僕のカード!」
そこには俺と同じ高校生らしき人物が小学生くらいの子供からカードを取り上げていた。
「ギャーギャーやかましいんだよ、これは俺が貰ってやるからとっとと帰んな!」
「(うわー、あんな小さい子からカツアゲするとか恥ずかしくないのかな?)」
等と思って見ていたがカツアゲされていた子供を良く見てみると自分に声を掛けてきた子供達だった為、話を聞くために向かった。
「君たち、どうしたの?」
俺は子供達に向かって聞いてみた。
「あの、お兄ちゃんが僕達のカードを取ったの!」
と言って高校生を指さした。
「人聞きの悪い事を言わないでもらえるかな?
このカードはこの子達から譲って貰ったんだよ!」
「嘘だ、いきなり僕達に『俺とデュエルしよう。』って言って僕達が負けたらアンティルールとか言って無理矢理奪ったくせに!」
「チッ、グダグタうるせーんだよ。雑魚には勿体ねぇカードだから俺が使ってやるって言ってんだろ!
悔しかったらその雑魚デッキで俺に勝つんだな!
まっ、無理だろうけどな!
ギャハハハッ!」
最初のコメントを投稿しよう!