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「さて…君、アイツに何枚のカードを盗られたの?」
「全部で3枚数だよ。」
「3枚か…ちょっとデッキの中身を見せてもらっても良いかな?」
「うん、いいよ。」
さて、どんなデッキかな…?
俺は少年のデッキを一通り見てケースから相性の良いカードを3枚選びデッキに投入した。
「よし、これで完成だ!」
「ほぅ、無様に負けた時の言い訳は出来たのか?ギャハハハッ!」
「お兄ちゃん…」
「大丈夫だよ、必ず勝つから。自分のカード達を信じてて!」
「うん!」
「良い返事だ!」
俺はまた少年の頭を撫でる。
「待たせたな!」
「へっ、逃げずに向かって来た事については褒めてやるぜ!」
「…。(こいつ、何様のつもりだ?)」
「けっ、無視かよ。
だが、相手が悪かっ…」
「ごちゃごちゃ五月蝿いんだよ、早く始めるぞ!」
いかん、いかん。つい本音が…
「チッ、気に入らねぇな。
だがその威勢もそこまでだ。」
高校生がそう言った直後、公園の地面が割れて何やら大型の機械が出現した。
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