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「うぎゃっ…!」
鈍い音と共に背中から落ちた準は痛みで暫く動けないでいたが徐々に動ける様になって自分の周りを見回した。
「ここは…さっきまでは部屋にいたのに?」
辺りを見回すとブランコや砂場があった。
どうやらここは公園のようだ。
「あ、そうだカードとケースは…良かったみんなある。」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
突然、背後から少年に声を掛けられた。
「え、あっ…俺?」
準は声を掛けられた方を向いてその相手に自分の事かなと思い聞いた。
「うん、そうだよ。
ドンって音が聞こえて見たらお兄ちゃんが動かないでいたから。」
「え、あぁ、大丈夫だよ。
ちょと転んだだけだから…」
「お~い、何やってるんだ?
続きやるぞー!」
「あ、うん。今行くー!じゃぁね、お兄ちゃん。」
少年はそう言って遊び相手の方へ向かって行った。
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