第1章

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 「マスター…摘みくれ」  「畏まりました」  マスターはお摘みのアラカルトをテーブルに持って来た。腹に詰め込めるだけ詰め込むと、  「よっしゃエネチャージ完了! グーンダーン! マスター酒だ酒、飛び切りキツいの頼む」  マスターに酒を頼む。  「良い機会です。テキーラを試してみては如何でしょうか?」  マスターはテキーラの瓶を投げてよこしたので、掴んでテーブルの端で注ぎ口を割り、一気に喉元へ。  「んぐんぐんぐ………! ぶふっ!! どぎついのキター!」  体の芯から熱くなって来た。口から火を吹きそうだ。もっとだ。もっと酒を飲まないと…。  「マスター! 有りっ丈の酒を寄越せ!」  そう言うと、マスターはマッコリ、泡盛、日本酒、老酒とどぎついのを次々投げて来た。 四本を同時に喉元へ投入する。  「チャンポンシステム、作動、シマス。全上戸、ガジェットノ、機能、フルスロットル状態、スタンバイ!」  「アディオス・ムチョス! 怒り上戸、笑い上戸、泣き上戸、絡み上戸、フルスロットル!」  全てのガジェットをセットする。
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