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初めて野球をやったのは幼稚園にいたときだった。
カ「パワプロくん一緒に野球やろ!」
みんな俺がカズキを誘ったと思っていたのだろうが全くの逆である。俺が誘われたのだ。
パ「野球?うん!やろう!」
そのときは、キャッチボール=野球だと思っていた。
そして、小学校に入学し、俺たちは少年野球チームに入った。
小学3年生のとき初めての大会で俺とカズキのバッテリーで試合に勝った。そのときは、バカみたいに喜んで大騒ぎして怒られた。
少年野球チームにいたときは、地区大会はほぼ優勝、調子が良いときは、都大会まで行ける強いチームだった。
そして、桜花中学校に入学し、野球部に入部した。
そして、中学2年の三学期、カズキが...
カ「おい!パワプロ!これ見てみろ!」
と言って、一冊の野球雑誌を見せてきた。
見せられたページは、中学野球の大特集だった。
見てみるとそこには、
《西日本ナンバー1バッテリー、小波パワプロ・武藤カズキ!》
と書かれていた。
パ「...夢じゃ...ないよな...」
カ「ああ...」
うぉぉぉぉぉ!!!!
二人の間にものすごい歓声が上がった。
今でも凄く嬉しいし、良い思い出でもある。
そんな相棒も今では敵同士になり、甲子園を目指すライバルになる。
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