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「お、お前、なんなんだよ!」
「イタタ・・・」
閉ざされた玄関には、出窓から外の光が射し込んでいた。
捲り上がったスカートから伸びた脚を日高くんがチラチラと見ている。
他の家族は留守なのか家の中はシーンと静まり返ったままだ。
「お前ら大人になったら誰とでもするんだろう?」
別に好きで誰とでも寝ている訳じゃない。
今だって、町内で有名な露出狂が同級生なのがやたらと悲しくて追いかけきた。
そう言い返そうとして言葉を飲み込んだ。
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