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私はベッドから降りると日高くんを抱き寄せてゆっくりと唇を重ねた。
「バカにしに来た人間がこんな事をすると思う?そりゃあ、最初は界隈に出没する露出狂を捕まえようかと思ったわよ。けど、日高くんがそうなんだって分かってなんとかしなきゃって思ったの。だからこうして家に来たの」
「い、家に来てこんな事やあんな事をしたらどうにかなるのか?お、俺がどうしようもないぐらいの変態かもとか思わなかったのか?」
「変態?確かに女子高生の前で一人でする快楽は理解できないわよ。でも・・・いろんな人と出会って来たもの。一見、普通の人の方が酷かったりするわよ」
私は制服の上着の袖を捲って見せた。
テレビ局に挨拶まわりに行った時、マネージャーが離れると他のプロダクションのアイドルの一人に呼び止められた。
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