12人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
「ねぇ、ねぇ。あれって女優の一条まなかじゃない?」
「ヤダー。一条まなかは三十近いオバサンだよ。制服なんか着ている訳ないじゃん」
ドラマの撮影も順調に進み、久しぶりのオフ日。
久しぶりにバス停に立ち帰路に向かう途中、女子高生達がそんな会話をしながら通り過ぎて行った。
・・・まだ二十五歳になっていないんですけど!
そう心の中で呟くと現れたバスに乗り込んだ。
露出狂の日高くん。
彼と寝たあの日から世界は嘘のように変わった。
最初のコメントを投稿しよう!