12人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
ガッカリし、ふと横目に見れば広い公園が目に留まった。
ちょっと疲れたから休もう。
そんな軽い気持ちで立ち寄った。
奥にあるベンチに腰を下ろしてボンヤリと通りを見ていた。
公園は案外、一目につかない。
こうして一人の女子高生がベンチに座っているというのに、まばらに通りを歩く人々の誰もが公園を見る事もなく素通りして行った。
まぁ、私自身、家から歩いて二十分ぐらいの場所にこんな公園がある事すら知らなかったのだから仕方ないのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!