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目をあげると、らしくない真面目な表情をしたレイガンと視線がぶつかる。
「……今はもう和解しています。お気になさらないでください」
「……ほんとうか?」
疑い深く探るその目に曖昧な笑みを返す。和解はした。ただ、まだ彼らに対してどう接したらいいのかわからず戸惑ってばかりであるが。
「えぇ」
短く返してちらりと店の方を見ると、レイガンは深くため息を吐き出した。
「しゃあない、今日はここまでにしてやる。店に入るぞ」
頭部を掻きながら先に店の中へと入っていくその後ろ姿に、リューティスはなんとも言い表しがたい気持ちを溜め息に乗せて吐き出した。
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