「えっと…あの……」
男の子が困惑しながらも我輩にこう尋ねてきた。
「僕のこと、食べない?」
「食べない食べない。つーか、無理無理、我輩ベジタリアン。」
男の子の問いかけにそう返してやると突然男の子の顔がぐしゃっ、と潰れ…
「うわーーーーん!!!!」
と、大声で泣きはじめた。多分、とりあえずは殺されないと知って緊張が解れてしまったのだろう。
その凄まじい声量に我輩思わず両耳を塞いでしまった。
「てめぇ何泣かしてんだよ!!」
珠ちゃん今度は珠ちゃん専用の武器である金棒を投げてきやがった。
…お願いです、やめて下さい。もう我輩の顔ボコボコなのです。
「うわーーん!!お父さんもお母さんも死んじゃったよー!!僕どうすればいいのー!!」
「……は?」
突然、男の子が泣きじゃくりながらそう言ってきた。
「…珠ちゃん、我輩の勘違いだといいのだが。」
「大丈夫だ。私達は強盗はしたが誰一人として殺しちゃいない。」
我輩達はそう言いあって確認した。
他の人間達は馬車を襲った際真っ先に逃げてしまったからな。
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