そして物語は始まった

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「あー、やべ、ちょー締まる……」 「…………あ、んぐぅ! ひっ……ひぃっ……!!」  ぐちゅぐちゅと粘質な音が、俺の尻穴から響く。  亀頭が奥へと突かれ、入り口へと戻る度に前立腺を刺激し、嬌声が半強制的に漏れてしまう。それが恥ずかしくて、気持ちよかった。  付き合って二年になる彼氏は、今まで見た中で一番の巨根。特に亀頭が大きくて、ガッチガチな彼氏のそれが俺は大好きだったりする。 「裕也、気持ち、いい?」 「んっ、滅茶苦茶気持ちいい…………っ! も、イきそう、かもぉ……」  熱っぽい吐息を吐きつつ俺はよがる。  一心不乱に、細い腰を振る蓮が急に耳元に唇を近付けた。 「じゃ、イケよ」  きゅん、と奥を無意識に締め付けてしまう。普段は優しい蓮の、セックスの時の少し乱暴な言葉遣いが物凄く興奮する。  蓮の汗が俺の顔に落ちてくる。  蓮の匂い、蓮の汗、蓮の全てが俺を包み込んでる。その状況が俺の感度を狂おしい程に上げた。  長い指が乳頭をクイッと摘まむ。 「――っあ!? あ、や、らめ」 「乳首、感じる? ほんと、マジ、変態」 「…………あ、も、無理…………イ、イクッ!!」  耳を舐めながら言った蓮の一言で、俺は果てた。
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