そして物語は始まった

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 四大は結構ゆったりしていて、その大体が恋愛事にうつつを抜かしている。俺も蓮の虜であるから、他人の事は言えないけれど。  で、さっきみたいに言い寄ってくる奴も結構いたりする。 「俺、裕也が誰かに取られるんじゃないか心配なんだけど」 「蓮は心配し過ぎなんだよ。俺は蓮を愛してるんだよ。誰かに靡いたりしねぇから安心しろ」  それより、と俺は蓮の太股を撫でた。 「わざわざトイレの個室に一緒に入ったのは、そういう事だろ?」 「…………じゃあ、マーキング、しないとね」 「必要ないけど、お願いするよ」  俺が屈み込んで蓮のズボンのチャックを口で開ける。  萎えた蓮のモノが少し蒸れた匂いと共に露になった。  それを慣れた仕草で咥え、舌でねっとりと舐め上げていった。 「……あったけぇ、裕也の口」 「きもひよくひてやふかはな」
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