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そう思った俺の口に、蓮の白濁が流れ込んだ。それを全て飲み込んで、肉棒から口を離す。
苦い。
「ごめん、不味かったろ」
「んーん、大丈夫。口で飲んだのは久し振りだったけど」
行為が終われば、蓮はギアチェンジしたみたいに優しくなる。この優しさが好きで、セックスしてるのかもしれない、と思うくらい、蓮のこういう所も、俺は好きだ。
艶やかに笑う蓮。その笑顔は何回見てもとても男前で、こんな彼氏がいる俺は幸せだと思う。
「裕也、イッてないだろ? 今度は俺がするよ」
「じゃー……お願いしよっかな」
「珍しく素直だね」
「煩い、一言余計だ」
未だ残る蓮の匂いを噛み締めながら、俺もすっかり勃ち上がった自身を取り出した。
そして、この日から、俺はおかしくなったのだ。
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