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蒼さんをしばらく眺めていたら。
横からじっと見られる視線に気がついた。
……うわっ、やっぱり見られてた!!
「もしかして、ほくとくん?」
目の前に立ったのは、夢ちゃんで。
その容姿は蒼さんそっっっっくり!!
真っ直ぐの黒髪を長くしていて、切れ長の目は二重だけど凄いクールで蒼さんって感じする。
「うん、そうだよ」
返事をした途端に、夢ちゃんはぱぁっと花が咲いたように満面の笑顔を見せて。
「みなみくん!」
「はい、」
「てんまくん!」
「おー」
「りゅうせいくん!」
「こんにちは、夢ちゃん」
「ふふふっ、ゆめねー、りゅうせいくんすきーっ!」
流星の腕にぎゅっとしがみついた。
かわいいっ!!
人懐っこそうでほんわかした感じがともさんっぽい!!
「くくくっ、夢、父さんが見たら固まるぞ」
「しらなーい!ゆめ、ポラリスはりゅうせいくんがいちばんすきだもん!」
肩を揺らして笑うお兄ちゃんの翼くんは、見た目ともさんそっっっっっくり!
ふわっとした色素の薄い髪は少し長めで、ぱっちり目。
凄く可愛い顔してて色白の彼なのに。
どうやら中身が蒼さんに似てるっぽい。
この二人、ギャップか!!
「俺今ドラム練習してんだ。一番はなっちゃんのドラムが好きだけど、天馬くんのもまぁ結構すきだよ」
つ、翼くん……やっぱり凄いギャップがあるよっ!
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