6 甘い微笑み

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「なに、知ってんの?」 にやりと笑ったこの人にまた頷く僕たち。 ソレに満足そうに笑ったその人は、 「うん、Polarisいい!」 にやりと笑った。 「ケンとはやっぱり趣味が合うわよね」 「だよなー!ともチャン、今からでも遅くはな……いだっ」 「おい、御苦労だったな。出口はあっちだぞ」 「蒼、このやろ!!俺もパーティーの客だわ!」 「なんだ、ケーキ屋の配達かと思った」 「うそつけ!!てめぇとは数えたくねぇ程前から知り合いだわ!」 「…………」 「なんだその今気付きましたみてぇな顔は!!」 「イマキヅキマシタ」 「あぁ!?ともチャーン、マジでコイツ性格ますますわるくなってんじゃねぇの?」 「あはははっ、」 「見ろ、ケン。ともに笑われてるぞ」 「俺だけじゃねぇ。てめぇも一緒に笑われてんだろ!」 「くくっ、お前が笑われてるのは否定しないのか」 「あぁ!?くそっ、頭いてぇわ」 「待ってろ、脳外科連れて行ってやる」 ……あわわわわわ 蒼さん、生き生きしてる。 「ね。ケンが戻ってから徐々にこんな関係になっちゃって。ほんと、仲良しなんだもん」 ……ともさん。 あの二人は仲良しってことでいいんですか? っていうか。 もう一つ重要な事、聞きたいです。
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