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気がついたら朝。
ぐっと伸びをしたらかけられていた毛布が落ちた。
周りは皆転がるように寝てて。
僕のメンバーと。
レンさんにシュンさん、アキさん、スバルさんナツキさん。
そして蒼さん。
歩いてくる足音と小さな話声にそっちを向けば。
既にビシッとスリーピースのスーツを着た執事さんと、身支度が整ったともさん。
「とも、朝食の準備だけでも手伝って行こうか?」
「そうね……でもみんなきっと二日酔いよ?食べれるかしら?」
「ははっ、そうだよな。ならば寝起きにコーヒーって所か?」
「ふふっ、そうね」
キッチンの方に歩いて行って。
そのうちともさんがカップ片手に僕の方へ歩いてきた。
「おはよう。二日酔い、大丈夫?」
「……少し」
「ふふっ、とりあえず、コレ飲んで」
小さい声で囁き合うように話す。
まだ転がってるみんなを起こさないように、僕はともさんの後ろくっついて行けば。
「ふふっ、あそこにいればじっとしていなくちゃいけないものね」
笑ったともさんは、食卓テーブルのイスを進めてくれて。
コーヒーをすする僕を微笑んで見てから。
「……私も完全二日酔いね」
ぽつりとつぶやいた。
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