第1章

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じゃあ試しに えい!……… せい!……… てや!……… どちくしょぉぉー!……… うん出ない 『プフッ』 〔ププー〕 む…ちょいイラっときた… さっきロアは何か唱えてたな… 煉獄の…焔で灰となり空に散れ…だっけ 『クロ、諦めてもうそろそろ行こうよー』 〔そうですよクロしゃん!早く行きませぅ!〕 バカにされたまま終われるかってんでぃ! 煉獄の焔で灰となり空に… 【そこまで言った所で頭が急に真っ白になった】 ブツブツ… 『クロ…?さっきは笑ってごめんね! もうバカにしない…か…ら?』 〔クロしゃん?〕 【辺りは急に薄暗くなり始め雷が鳴り響くようになった】 異界より出し…滅壊の王よ… 『!!! やばい!クロ!それはだめっ!』 〔何がどうしてそうなった!〕 『そんな悠長な事言ってる場合じゃない!』 妾は求む…世界の理を無に帰す力を妾に! 『プリンセス・キャンセル!』 エンド・オブ・バハムー…! ロアが何かを唱えてるのが聞こえて 僕はそのまま気を失った 『ふぅ…何とか…収まって良かった』 〔プルプルプルプルプルプル... ロアしゃんさっきの何…? プルプルプルプル〕 『クロはちょっと訳ありなの… クロが起きるまで少し休みましょう』 〔ウサ熊さんの小言 物語が始まった草原からまだ出れない現実。〕
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