第1章

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『クロが私を妖精さんって言ってる時点で思い出してない事分かってたし…ほんとに思い出せないの?』 うん全然まったくこれっぽっちも! 『ふぅ…どうしてだろ…』 妖精さん 『私が強くビンタしたからかな…』 妖精さん妖精さん 『じゃなかったらあれを食べさせた事で記憶に障害が…』 聞いてくれないよこの人(人ではない) 『ブツブツ…』 妖精さんってばー! 『何よ!?びっくりしたじゃない!何か思い出したの?』 いや…そうじゃなくてさっき妖精さんが言ってたクロって僕の名前? 『そうだよ?え…まさか自分の名前まで忘れてるの…?』 そのまさかです! まったくもって何も思い出せない… 『困った…これは困った…そうだっ!』 妖精さんどうかした? 『クロ…少し目を閉じて…』 (そう言った妖精さんは少し照れながら頬を薄赤く染めた…)
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