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僕は妖精さんに言われるままに目を閉じた
高鳴る心臓…高揚する気持ち…
妖精さんなら僕…
(バチンッ!)
ぶへぁっ!?
『思い出した?』
え…?いや…何も…
『やっぱりだめかぁ』
さっきの赤く染めた頬はなに?
目を閉じてってそういう事前提の行為じゃないの!?
何でビンタなのっ!?
僕の青春返せ(泣)
『何ブツブツ言ってるの?』
何でもないです!
『ん~…クロどうしよっか?』
クロどうしよう
『とりあえずあそこに見えてる街に行く?』
とりあえずあそこに見えてる街に行く
『よし行こう!』
よし行こう!
『何で真似するの…?』
それは僕にもわかりません!
(バチンッ)
痛い…涙目になるくらい痛い…(泣)
『まったくもう…ほら行くよ?』
待って!大事な事を一つだけ聞かせて
『何?』
妖精さんは何て呼んだらいい?
『私はロア、ロアちゃんでもロアさんでもロア様って呼んでもいいよ』
じゃあロアで
『チッ』
今舌打ちした!?
舌打ちしたよね今!
『してないよ?気のせいじゃない?』
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