第1章

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僕は妖精さんに言われるままに目を閉じた 高鳴る心臓…高揚する気持ち… 妖精さんなら僕… (バチンッ!) ぶへぁっ!? 『思い出した?』 え…?いや…何も… 『やっぱりだめかぁ』 さっきの赤く染めた頬はなに? 目を閉じてってそういう事前提の行為じゃないの!? 何でビンタなのっ!? 僕の青春返せ(泣) 『何ブツブツ言ってるの?』 何でもないです! 『ん~…クロどうしよっか?』 クロどうしよう 『とりあえずあそこに見えてる街に行く?』 とりあえずあそこに見えてる街に行く 『よし行こう!』 よし行こう! 『何で真似するの…?』 それは僕にもわかりません! (バチンッ) 痛い…涙目になるくらい痛い…(泣) 『まったくもう…ほら行くよ?』 待って!大事な事を一つだけ聞かせて 『何?』 妖精さんは何て呼んだらいい? 『私はロア、ロアちゃんでもロアさんでもロア様って呼んでもいいよ』 じゃあロアで 『チッ』 今舌打ちした!? 舌打ちしたよね今! 『してないよ?気のせいじゃない?』
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