第1章

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………あれ? 誰もいない…おかしいな 確かに足音が聞こえたんだけど… 〔どこみてるのん〕 ん?今声がしたような… 『クロどうしたの?』 いや…なんか声が聞こえた気がしたんだけど 『そう?私には聞こえなかったよ?』 気のせいかな 〔こらこらー!ここ!ここ!〕 ロア!ほら聞こえた! 『クロ!私も聞こえた!』 何もないのに声だけ聞こえるって… 怖っ!まじ怖っ! 〔視線を下に向けてみようか〕 下…?ん~…んふっ! 〔やっと気付いた〕 ロア…小さくて可愛いウサギみたいな小熊みたいな生き物がいる 『なんかいるね』 〔小さくて可愛いウサ熊です!好きな食べ物はニンジンに鮭です! ってこら!〕 ……… 『………』 〔何その遠くを見るような冷たい眼差し…〕 『クロ、行こうか』 うん。行こう 〔ちょちょちょちょ!ちょいまち!何で後付けてたとか気にならないの!?〕 うんまったくこれっぽっちも 『同意』
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