新しい家族

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しばらくすると、母が帰ってきた。 慌てて子猫を隠すと、平然を装った。 母親に牛乳とソーセージのことを聞かれたが、自分で食べたとごまかした。 その日の夕食、私は母親の目を盗んで、こっそりとおかずのから揚げをティッシュに包んでポケットに入れた。 そして2階の自分の部屋に向かい、ミコに与えた。 そのときまたミコが鳴いたので、慌ててミコの口をふさいだ。 「しーっ! ばれたら捨てられちゃうよ。」 その後ミコにトイレをさせた私は、ミコを押入れに隠した。
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