入学

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今悩んでいることは担任に計画を話すかどうかだ。条件のうちの一つで、親父の権力を使っていいってことをいれている。博文さんも社長の1人のグループをまとめている総帥で、誰にもその立場をバラさずに便利屋なんてやっているからな。だから融通は先生に内通していなくてもきくが、一人内通している人がいれば、融通の幅も広がるし、怪しまれたりすることもないだろうしな。博文さんがワザワザ担任を呼んだのも、珍しく信頼しているだの言ったのも、博文さんも内通者がいた方が動きやすいと、踏んだからだろう で、博文さんからは何も言わないって言うことは、言うか言わないかは俺次第ってことか。 博文さんが言うくらいだ。恐らく、本当に頼りになる人なんだろう。 見た目はホストだが。 「羽柴先生、俺らはこの学園に改革を起こす為にやってきたんで、協力をお願いします」 ま、博文さんの言葉、信じてみるか 「改革?」 「はい。クソみたいな生徒達を改正させるためにやってきました。あ、もちろんこのことは他言無用でおねがいしますね」 俺がこう答えると、少し考える素振りを見せたあと、 「だから、俺を呼んだな、博文」 と博文さんにガン飛ばしました。 そして博文さんは、そのガンに対し、ピースをしたから、また羽柴先生に頭を叩かれていた。 博文さんの頭を叩くと、俺たちの元に戻ってきて、何者だ、と尋ねた。
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