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「改善?この学園を?そんなもの」
「無理だと言いたいんですか?まあ確かに面倒臭いですけど、俺は無理なことは言いません。平田さんが気に入ったというのが大きな理由ですけど、平田さんの能力が欲しくなったというのもあります。俺と彪太だけでやるつもりでしたけど騒ぎも起こるだろうし風紀の力が欲しいです。その分、俺は風紀の仕事手伝います。彪太はどうする?」
「俺も手伝う。虎哲から離れたくない」
「わかった。ということで俺らが手伝います。そしたら隈作ったり疲労で倒れそうになったりすることもなくなるでしょうし、メリットはあると思うんですけど。拒否してくれても構いません。ただ、俺らが学園を変えるということは他言無用でお願いしますね。それと俺らが何故変えるのかというのは教えることが出来ないんですが、そこはご了承ください。ってことで、返事をお聞きしたいんですがいいですか?」
いきなり、こんなこと言われても信じられないだろうな、とは思ったが平田さんは信じてくれているようで顎に手をあてて、考えている。
それを見ながら、5分ほど経った頃だろうか、
「悩んだが……協力してみようと思う」
と、俺の目をしっかりとみて、言った平田さん。その言葉に笑顔で
「そうですか。それはよかったです。では革命軍結成ですね。今日風紀に接触した甲斐がありました。同じクラスですしよろしくお願いいたしますね」
と答えると、あの動画はわざとだったのかとビックリしていた。
「そういえば、近々Zクラスに接触するつもりなんですが、すべてのZクラスを束ねている人なんていたら教えてもらいたいんですが」
「ああ、すべてのZクラスを束ねているものは2年のZクラスのリーダーだ。3年と1年にもZクラスのリーダーはいるがそれも聞くか?」
「いえ、全てのZクラスを束ねている人だけで大丈夫です。」
「そうか。それは、橋川 涼太だ。金髪長身で顔は整っていて親衛隊がいるほどだ。基本、人に無関心だが、機嫌が悪い日はケンカっ早くなり、キレた時は止めるのも一苦労な強さだ」
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