1人が本棚に入れています
本棚に追加
これは、完全にエピローグだ。
ありあわせの草で、世界を補強した。
ただそれだけの、無駄な延命治療の後なのだから。
しかし、それでも良いと思ってしまえている。
……俺は、もう満足だ。
誰にも知られる事なく、地味に孤独に世界の礎となった。
何の意味も無く、だが俺にしか
草にしか出来ない仕事だった。
実に素晴らしい。
未だに生命なんて、人間なんて至極どうでも良い……そんな俺だが
これでまた、あいつらは楽しめる事だろう。
良くやった、良くやったな。
ゲームクリアだ、草よ……。
最初のコメントを投稿しよう!