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「ん、似合ってんじゃん!お代は個人でよろしく!」
「・・・自分で言うのもなんですがそうですね・・・ありがとうございました。」
数時間後、鏡の前にいたのは髪の毛が暗めの金色に染まった自分だった。
「・・・お、光なかなかじゃん。」
「へぇ、下の名前光くんっていうんだ。髪の毛の色にぴったりだね。」
茜さんは俺の髪をふさふさと触り、整えつつ目を細めて。
ぽんっと俺の頭を叩いた。
「じゃあ失礼します。」
ぱさ、とお金を渡して松葉杖を持つ。
「え、あ、お釣・・・。」
茜さんが焦ってレジにいこうとするのを押さえて。
「お釣はいいです。・・・せっかく、変えていただけたので。」
・・・なんて言って、笑ってみた。
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